健康運動実践指導者の概要(受験資格・合格率)

健康を維持していくために適度な運動は欠かせません。この健康づくりのための運動に関する資格の1つが健康運動実践指導者です。
現場で運動を実践指導するための資格であり、もとは厚生労働省の認定事業として推進されてきたという歴史があります。

健康運動実践指導者の概要 ~受験資格・合格率~

健康運動実践指導者の資格を認定するのは健康・体力づくり事業財団です。運動生理学や医学的な知識に基づいて、健康運動指導を行うための知識やスキルを身につけることが目的となっています。
特に注目されている運動が、高齢者や体力が衰えた人でも気軽にできるジョギングやウォーキング、水中運動などです。これらの運動を指導するための専門家となるのが、健康運動実践指導者になります。
健康運動実践指導者の資格を取得するには受験資格を満たす必要があるので、注意してください。
受験資格は健康運動実践指導者養成校における養成講座を修了していることが1つ目となります。
大学、短大、専門学校の3つがあるのですが短大と専門学校は卒業見込みであることが条件です。卒業後に新規で申し込みをすることはできないので、その点は忘れないようにしてください。大学の場合は2年以上の課程を修了していれば問題ありません。
もう1つの条件ですが、体育系の短期大学か専門学校を卒業していることで、その上で健康運動実践指導者養成講習会を履修する必要があります。講習会は9日間33単位です。
最後に運動指導における実務経験が3年以上あり、講習会を受講している人でも受験資格を満たします。3つの条件のうち、1つでも満たしていれば受験資格を得られます。

健康運動実践指導者の認定試験ですが、一次試験と二次試験があります。
一次試験は指導実技の実践試験であり、指導能力を審査する形です。5名程度の被指導者に対して実際に運動指導を行います。陸上運動、水中運動のいずれかを選択した上で実技を行うのですが、どちらを選択しても指導内容は変わりません。
二次試験は筆記試験です。医学的な知識や運動生理学をしっかりと理解しているかを問われる試験になります。会場に用意されたパソコンで試験を受けますが、5肢択一の問題で選択をするのみですので複雑な操作は必要ありません。
この2つの試験に合格できれば資格が取得可能です。公式での合格率発表はありませんが、資格全体から見れば中程度の難易度はあります。

健康運動実践指導者は健康運動を指導するスペシャリストの資格です。所有していればビジネス面でも役立つほど、有用な資格の1つだといえます。
受験資格は少々細かい部分もありますが、認定校に通学して講座を受講すれば良いので、誰もに受験のチャンスはあります。

ぜひ興味のある方はチャレンジしてみましょう!


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