健康運動実践指導者と健康運動指導士の違いについて

良く混同されてしまう資格に健康運動実践指導者と健康運動指導士があります。
いずれの資格も健康・体力づくり事業財団が主催する資格であり、名称が似ていることから違いがわからない人も少なくありませんが、明確な違いが存在しています。

健康運動実践指導者と健康運動指導士の違い

まず違いを明確にするために各資格の特徴から把握しておきましょう。
健康運動実践指導者は医学的な基礎知識だけではなく、運動生理学の知識や健康づくりのために作られたプログラムを実践指導する資格になります。
対して、健康運動指導士は保険医療関係者と連携をすることを前提とした資格で、個々人の状態に応じて運動プログラムを作成する資格です。つまり、健康運動実践指導者は作られた計画に沿って行う運動を実践指導するもので、健康運動指導士はその計画を作る人だと考えてください。
どちらが上というものではありませんが、プログラムを作るか、その実践指導をするのかが、大きな違いとなっています。
ちなみにですが、どちらの資格も5年ごとに更新が必要となっており、更新をするには講習会に参加しなくてはいけません。

また、健康運動実践指導者と健康運動指導士の働く場所の違いですが、基本的には活躍できる場所は変わりません。地域の自治体や民間の団体に所属して仕事をすることがほとんどです。
具体的にはフィットネスクラブや介護施設、福祉施設などが代表的です。どちらの資格を取得すれば良いのかは、自分の目的や用途で選択してください。
先にもお伝えしていますが、プログラムを作るのが健康運動指導士、そのプログラムに沿って実践指導するのが健康運動実践指導者になります。
一般的な仕事に例えると、事務仕事を中心とするのが健康運動指導士で、現場で身体を動かして働くのが健康運動実践指導者といったところでしょうか。
資格の取得で次第ではまったく異なる働き方をすることになりますので、間違えないように注意してください。
ちなみにどちらの資格も取得するには認定校などで学習をした上で、認定協会が主催する検定試験に合格しなくてはいけません。
必要とされる専門的知識も共通の部分が多いですが、健康運動指導士はより高いレベルでの医学知識が要求されます。
対して、健康運動実践指導者では医学知識よりも現場での指導力を身につけなくてはいけません。

健康運動実践指導者と健康運動指導士の資格には大きな違いがあります。健康運動指導士が個々人に合わせた運動プログラムを作り、そのプログラムを指導するのが健康運動実践指導者なです。
名称が近く混同されやすい資格ですが、資格内容は大きく異なりますのできちんと把握してから取得を目指しましょう。


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